1.あなたの自分史が受け手に届くのは、未来
昨日、先月、昨年
今日、今月、今年
明日、来月、来年
今、あなたが自分史原稿でも、他の原稿でも、何か文章を書いている場合、無意識に、つい、そう書いてしまいませんか。
だって、今日は2025年3月20日であり、昨日や今日、明日のことは、自分も、どなたも、何日か、よくわかっていること。
昨日は3月19日で、今日は3月20日で、明日は3月21日です。
先月は2月で、今月は3月で、来月は4月です。
昨年は2024年で、今年は2025年で、来年は2026年です。
だから、あえて具体的に数字を示さなくても、昨日、先月、昨年とか、明日、来月、来年と書いて、
決して不自然ではありません。
しかし、実際に自分が自分史の原稿を書いた時点と、その文章が何らかの成果物として受け手(読み手)に届く時点は、
違います。必ず、時間差が発生します。
(今日書いた文章を、今日のうちにすぐネット発信する場合も、受け手(読み手)がその文章をいつ目にするかは、わかりません。
だから、同じことです。)
あなたの自分史が受け手に届くのは、未来なのです。
2.書くことに集中しているときは、時間差を忘れがちでも仕方ない、気にしない
どなたも、同じ経験は結構あると思います。私も、そうです笑。
書くことに集中しているとき、時間差を忘れがちになるのは、仕方ありません。
自分史に取り組み始めて、一番に思いつく単語や、一番に思い浮かぶ映像(情景)に沿って、どんどん書くことに楽しく笑、
集中していると、おそらく、頭はいくぶん沸騰気味でカッカしています。だから、冷静な視点は持ちにくい。
まさに「著者の視点」の真っただ中にいるわけですから。それは、それでよろしいのです。
いちいち、書いている最中に、あれこれ気にしていたら、筆が進まない(キーボードへの入力が進まない)から、
あまり気にしないでください。このことは、私が自分史講座などでも、よく皆さんにお話していることです。
3.最初に書くときは、熱い気持ちのまま、「著者の視点」で集中
少々の誤字脱字、事実が不明だったり、記憶があいまいだったりして、これはどうだったかな、と不安なこと、
確認したいこと、資料を調べて裏取りしたいこと、親族や友達に連絡して尋ねてみたいことなど、
実際に自分史原稿を書いている途中で、いくつも出てくると思います。
漢字がすぐ浮かばない、あれは本当はいつのことだったのか、こんなことを書いてもよいのか、など困って、考え込んでしまうと、
そこで止まってしまい、それで熱意も途切れて、結局挫折してしまった、なんていう話もよく聞きます笑。
でも、あなたが最初に「このことを書こうと思った」、いわば、熱い、最初の気持ち・たかぶり、マグマのようなものは、
とても大切なものなのです。
その目に見えない熱さは、なかなか、後から付け加えることはできません。
だから、そのことを大切にしてほしいのです。
最初に自分史原稿をフレッシュな気持ちで書いているときは、どうぞ、その筆の(ペンや入力の)勢いは止めないで、
どんどん思うままに書いてほしいのです。
最初に書くときは、時間差のことなど忘れがちでも仕方ないこと。
どうぞ、熱い気持ちのまま、「著者の視点」で集中して、書いてください。
その方が、書いていて、自分もとても楽しいし、結果、多少ゴツゴツしていても、
あなたの人柄がにじみ出ている、素敵な文章が生まれます。
それでこそ、自分史に取り組む意味があるのだと私は思います。
4.その後、ある程度の成果物が整ったら、時間差にご用心、「編集者の視点」に
今回は、その後、ある程度の成果物が整ったら、どうすればよいのか、という話です。
とにかく、あなたが、途中で気がかりと思ってしまうことは、まずは、気にしないでくださいね。
ちなみに、私の場合は、そうした箇所は、あえて、すぐ調べたりはせず、いわば保留箇所として印を付けて、気にせず、
そのまま先に進みます。
まずは、どうぞ、ダーッと、自分が書きたいことを書きましょう。
そして、その後、ある程度の成果物が整ったら、ゆっくりと、読み返してみたり、調べたり、整理したりしてみましょう。
自分の書いた文書を、少し時間を置いてから、落ち着いた気持ちで、プリントアウト(印刷)して読み返す時間をつくりましょう。
手書きの方は、また清書などする必要はありません。
最初に書いたものを、やはり、少し時間を置いてから、落ち着いた気持ちで、読み返す時間をつくりましょう。
そのときに、初めて気づきます。
最初の勢いで、昨日とか、今月とか、来年とか、書いてしまった箇所は、後から、あなたを確実に苦しめます笑。
自分が書いた文章を、受け手(読み手)が実際に読む時はいつだろうか、と考えると、
あれっ、これはいつのこと、と疑問に思う箇所になってしまうリスクがあるのです。
あれっ、と、書き手が気づいて、えっ、と、受け手(読み手)も思って、そこで止まってしまう。
そこで止まってしまったら、もうその先を読み進めてもらうことが難しくなり、
残念ながら、受け手(読み手)としては、途中で離脱してしまう、ということになるかもしれません。
最後まで読んでもらえない自分史は、悲しいですね。
エッセイ風にまとめて、どこからでも、気の向いたときに、お好きに読みたいところからどうぞ、というスタイルの自分史の場合でも、同じことです。
時系列で混乱すると、読み手は疲れてしまうのです。
読み手を誤解、混乱、緊張させない、疲れさせないことは、
私は、他者に自分の書いた文書を読んでもらいたい場合の、基本的なマナーのように思っています。
ここで、初めて、冷静で客観的な「編集者の視点」(第三者の視点)で、ご自身の原稿を読み返してみましょう。
昨日、今日、明日
先月、今月、来月
昨年、今年、来年
つい、そう書いてしまっている箇所で、あれっ、わかりにくいな、と思った箇所はありませんでしたか。
なるべく、時折、西暦でも和暦でもよろしいので、何年何月のことか、具体的に数字を入れて、受け手(読み手)の負担を減らしてあげましょう。
例 正 それは、昨年2024年のことだった。 / 誤 それは、昨年のことだった。
いかがでしょうか。少しでもご参考になれば幸いです。
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