自分史コラム

書きかけの自分史、傾向と対策

2024.12.19

書きかけの自分史、傾向と対策

ようこそ、workfor ワークフォー「自分史コラム」へ、おいでいただき、ありがとうございます。

自分史とは、「自分の歴史(過去の出来事)を表現したもの」、
作り方や表現方法は自由です。


 書きかけの自分史、傾向と対策


書きかけの自分史でお困りの方はございませんか。
認定自分史活用アドバイザー・workfor ワークフォー からのご提案です。

<傾向> さまざまな疑問が浮かび、渦巻く

「そうだ、自分史を書きたい、残したい」、「自分史作成を始めてみたい」と決意なさって、
実際に自発的・意欲的に始められている方へ。

どうしても書き残しておきたいと思うこと、
ご両親・ご家族・ご親族との思い出や、
お世話になった方たちとのエピソード、
若き青春時代に熱心に打ち込んだことなど、

どんどん書いていきたいと思われて、最初は楽しく前向きに書き進めていかれると思います。

ところが、一人だけで自分史作成を進めていると、その過程で、さまざまな疑問が頭に浮かんでこられるようです。

こういうやり方でよいのだろうか。
本当は、どこから始めたらよいのだろうか。
やはり、生まれたころから順番に書かないといけないのだろうか。
少し書きかけたけれど、こんな文章でよいのだろうか。
お世話になった人との思い出を書きたいが、その人の実名を出してもよいのだろうか。
了解をもらった方がよいのだろうか。
また、一緒に写っている写真も載せてもよいのだろうか。
何より、一人よがりの自慢話になっていないだろうか。
逆に、誰かにとって失礼となるような文章になっていないだろうか、など。

そして、あまりに、あれこれ頭の中で考えすぎると、
いわゆる筆が鈍り、熱意と勢いが弱まり、自分史原稿作成が先に進まなくなります。
(筆が鈍るとは比喩です笑。ご自身の肉筆で原稿を書く方と、パソコンを使えてキーボード入力する方が、
実際にはおられますが、現代、筆で自分史を書かれる方はおられないので。その点はご理解いただき、お読みください。)

結果、一人で進めることが難しくなってしまい、
当方に個別にご相談に来られたり、
当方が講師を務めさせていただいている「自分史講座」(連続講座)を受講されたりして、
ひと通り、ご自身の自分史作成に関する疑問を解決できてから、自分史の基本を学んでから、
改めて着手しよう、という方もおられます。
当方としては、新たなご縁ができて、誠にありがたいことです。

その後、改めて、自分史作成に本腰を入れて取り組まれる方で、
何とかスムーズに進められて、完成なさる方も多いです。
(workfor ワークフォー として、原稿づくりの過程のみサポートさせていただき、
以降の本づくりの過程では、ご自身が自力で、
他の自費出版サービスやWebサービスを活用なさって完成なさる方もおられます。)

本当に、自分史完成までには、思いがけず、いろいろなことが起きます。

実際に着手してみて、
やはり書くことに苦手意識が強く、なかなか思うような文章が書けない、
まとめられない、という方、
日々ご多忙で落ち着いて原稿を書く時間が取れない方、
そのため、意欲はおありでも、自分史作成作業が進まない、という方はおられます。

また、思わぬ形で遭遇するご自身やご家族様のご体調の問題(病気やけがなど)。
こちらも、自分史作成の意欲はおありでも、何かとお取り込み状態となってしまい、
ご自身の自由になるお時間がなくなって、お体がご不自由な場合も当然ですが、
自分史作成作業は、やむを得ず中断してしまいます。

そして、上記の理由などで、
一旦始めたものの、中断したまま、という方も、残念ながらおられます。

せっかく始められたのだから、勢いと気持ちが高まっているうちに、
ぜひ、何とか再開の方向に事態が好転すれば、と願いますが、なかなか難しいようです。

そうすると、いわば、書きかけの自分史、未整理の原稿が、手つかずのまま残されて、
時間だけがどんどんたっていきます。
そのうち、ご自身でも、かなり気合いを入れて見直さないと、
どこまで原稿ができていて、どこから再開すればよいのか、わからなくなってしまいます。

そうした場合の、書きかけ自分史への対策方法は、どうすればよいのか。

認定自分史活用アドバイザーとして、どのようなサポートをすれば、また楽しく前向きに再開していただけるでしょうか。

<対策>一人だけで孤独に悩まずに、他者に伴走してもらうことも可


他者に伴走してもらう


まずは、何といっても、もう自力では、ここから先の進展は難しいと判断されたら、
どうぞ、信頼できる第三者である友人・知人、
あるいは、当方のような認定自分史活用アドバイザーにお気軽に相談してみてください。


自分史活用アドバイザーならば、一緒に伴走して、
お悩みになっている問題点(課題)を共にたどって明らかにして、
一つずつ順序立てて解決していく道筋を考えてサポートいたします。ご予算もご相談ください。


自分史原稿作成の時間を「確保」


次に、課題を一つずつ解決する、という意味で、自分史原稿作成を進める時間を「確保」することが重要です。

ワークフォーとしては、
お客様ご自身が、ご自身のお言葉(データベース)で、その人にしか書けない自分史を書かれることおすすめしています。
ですから、何より、まず、そうした自分史の原稿を書く時間を「確保」することを重要視なさってはいかがですか、
と申し上げています。

例えば、毎月せめて2~3回、必ず特定の日時に「自分史原稿を書く時間」を確保して、カレンダーに記入するよう、ご提案します。諸事情と検討して、ご無理のない範囲でよろしいのですが、必ず予定を空けて、時間をブロックとして、
あらかじめスケジュール(外せない予定)に組み込むわけです。
(こちらの「自分史コラム」で、この点は、何度か既に申し上げていますね。)

そして、スマホのリマインダー機能などを利用してもよいですね。
リマインダーとは、約束や特定の事柄を思い出させるために通知を送ることのできる機能、です。
メモに書いて、よくわかる場所に張り付けておくことも効果的ですが、
せっかくのメモも見慣れた風景と同一化して埋没してしまうと、見落としがちですので。

その「自分史を書く時間」の後に、適切なタイミングで、
自分史活用アドバイザーとの面談の時間を設けて、進捗状況を確認していけると、よろしいですね。

つまり、ご本人様のアウトプットの場を適宜設けていくということです。
自分史作成の過程で、気づいたことや疑問・質問などがたくさん出てこられると思いますので、
それを他者に話す・口に出すアウトプットによって明確化して、相談したら解決できて、
自分史作成作業は、比較的スムーズに進むのではないか、と考えられます。


構成例など、他者の類似サンプルをご提案

全体の構成がまだ固まらないうちは、大変かもしれませんが、
ご自身の一番書きたい項目については、具体的な書き方や、
ある程度原稿がたまったら、何らかの構成例(他者の類似サンプル)をご提案することで、
お客様が自分史原稿を少しでも書きやすくなるような手助けをできれば、と思っています。

また、「そのときのお気持ちは、いかがでしたか」、
「ここで一番表現したいテーマは何でしょうか」など、具体的な問いかけをすることで、
さらに掘り下げて書いていただける、きっかけを作ることができるのではないかと考えています。


カジュアルな交流の場


カジュアルな交流の場を設けることも効果的かもしれません。
もし可能であれば、同じように自分史作成に取り組んでいる、
信頼のおける他の参加者と意見交換やアドバイスができる場を設けることで、
孤独感を和らげ、モチベーション(やる気となるような目的やきっかけ)を引き出すことができたり、
ヒントをもらったりすると効果的かと考えます。

実際に、そうした意味で、
私が講師を務めさせていただいている、他の受講生と共に過ごす「自分史講座」の場では、
おかげさまで、「この場かぎり」「批判は避ける」という自分史講座のお約束を守っていただきながら、
節度をもって、互いに不必要な詮索は避けつつ温かく交流することで、
互いに刺激や学びを得られる、よい機会にしていただいているように感じています。ありがたいことです。


リラックスした環境の提案


書く環境を気持ちのよいものにすることを提案し、居心地のよい場所で執筆することで
リラックスできるようにすることも必要ですね。

ご自身が気兼ねなく、資料や書きかけの原稿や文房具を広げておけて、
中断しても、そのままにしておけて、可能な時にすぐ再開できるような専用の空間、スペースがあることが望ましいです。


体調を考慮する


確かに、思い出すことは楽しくても、記憶の曖昧なことについて調べたり、
事実になるべく事実に基づいた文章を書いたりすることは、多少エネルギーと気力・体力が必要かもしれません。

ご自身の体調を気にかけられて、ご無理のないペースで進めるようご提案します。
ご体調が不安な場合は、あまりご無理をせずに、短い時間での執筆や、
例えば音声入力機能(自動的に文字起こししてくれる機能)などを活用して、
ご自身になるべく負担の少ない、別の方法を考えてみることもよいでしょう。

7
ポジティブなフィードバック


自分史活用アドバイザーが一番にできることとしては、
ご本人様に、書いた内容に対してポジティブ(前向き)なフィードバック(振り返り)をして、
自信を持っていただくことは、とても大切なことだと考えています。

進捗状況を確認させていただきながら、熱意をもたれて少しでも自分史作成作業を前に進めておられている際には、
若輩の身で恐縮ですが、しっかりと褒めてさしあげたいと思います。


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これらのサポートを通じて、
お客様が常に、自分史作成に取り組む意欲を持ちやすくすることができるようになればと願っております。

最も重要なのは、お客様が自分のペースで楽しく充実感を持って自分史作成作業を進められることです。

その点を十分理解して 自分史活用アドバイザーとしては、お客様の前向きなお気持ちが維持できるよう、励まして、
必要な助言をしてサポートしていく姿勢が必要だと考えています。
そうした自分史活用アドバイザーでありたいと願っています。

以上、ご参考まで。最後まで、お読みいただき、誠にありがとうございました。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

「書きかけの自分史」がお手元にあってお困りの方は、
どうぞ、お気軽にworkfor ワークフォー 久本恵子 にご相談ください。

自分史作成の個別電話相談(初回のみ無料、30分間)のお申し込みは、こちらへ、どうぞ。


以上、皆さんは、いかがお感じでしょうか。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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